旧バージョンからの移行

ここでは、すでに構築された環境で hive-builder をバージョンアップした際の移行作業について説明します。

1.2.1 からの移行

バージョン 1.2.1 では、リポジトリサーバのログローテートの設定が間違っていました。リポジトリサーバにログインして /etc/logrotate.d/syslog を編集してください。

誤: /var/log/services/*

正: /var/log/services/*.log

修正せずに新しいバージョンで setup-hosts を実行すると設定が2行になってしまいますので、ご注意ください。

1.2.1 以前からの移行

リポジトリサーバにインストールされる zabbix のテンプレートが 1.2.2 で変更になりました。以下の手順で更新してください。 1. hive ssh -z でログイン 2. ブラウザで http://localhost:10052 を開いて、zabbix のコンソールにログイン(id: admin, password: zabbix) 3. 「設定」→「テンプレート」を開いて、一覧表示 4. 「Hive Repository Server」のチェックボックスをチェックして、最下行の削除をクリック 5. 「削除しますか」の確認メッセージが表示されるので、OKをクリック 6. 「設定」→「ホストグループ」を開いて、一覧表示 7. 「Docker」のチェックボックスをチェックして、最下行の削除をクリック 8. 「削除しますか」の確認メッセージが表示されるので、OKをクリック 9. 「設定」→「ホスト」を開いて、一覧表示 10. hive0 の「ディスカバリールール」クリックして一覧表示 11. 「Volume usage discoverry」のチェックボックスをチェックして、最下行の削除をクリック 12. 「削除しますか」の確認メッセージが表示されるので、OKをクリック 13. 10. から 12. の操作を hive1, hive2 についても実行 14. 1. のコマンドを exit 15. hive setup-hosts -T zabbix,zabbix-agent を実行 16. hive ssh -t hive0.hive名 で hive0 にログイン 17. sudo systemctl restart zabbix-agent 18. exit 19. 16.から 18. を hive1, hive2 についても実行

1.1.7 以前からの移行

1.1.7 以前でマイクロサービス型のサービスのログを参照する場合には、コンテナ収容サーバにログインして、 docker service logs サービス名で参照する必要がありましたが、 1.1.8 からはリポジトリサーバの /var/log/services/サービス名.log で参照できるようになりました。 これを利用するためには、 hive setup-hosts -T rsyslogd を実行してリポジトリサーバに rsyslogd をセットアップし、 hive deploy-services でサービスをデプロイし直す必要があります。

1.1.5 以前からの移行

1.1.5 以前では zabbix/zabbix-web-nginx-mysql:ubuntu-trunk で提供されるイメージが 80番ポートを公開している前提でしたが、 zabbix/zabbix-web-nginx-mysql:ubuntu-trunk の公開ポートが 8080 に変わったためイメージをロードし直す必要があります。 hive setup-hosts を実行する場合は、その前に以下のコマンドを実行して、zabbix のイメージを更新してください。

$ hive ssh
$ cd zabbix
$ docker-compose down
$ docker image rm zabbix/zabbix-server-mysql:ubuntu-trunk
$ docker image rm zabbix/zabbix-web-nginx-mysql:ubuntu-trunk
$ exit

この後、hive setup-hosts を実行してください。